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トルコ航空のテヘラン日本人救出から40年 下関で記念の催し
イラン・イラク戦争のさなか、イランの首都テヘランから200人以上の日本人が、トルコ航空の特別機で救出されてから40年になるのを記念する催しが、トルコのイスタンブール市と姉妹都市提携している下関市で開かれました。
イラン・イラク戦争のさなかの1985年3月19日、イランの首都テヘランに取り残された200人以上の日本人が、イラク軍の攻撃が迫る中、トルコ航空の特別機で救出されました。
それから40年となるのを記念した催しが、下関市で開かれ、およそ20人が出席しました。
会場となったチューリップ園には、日本人を救出した特別機の機長で12年前に亡くなったオルハン・スヨルジュさんの名前が付けられています。
式では、オウズハン・エルトゥールル駐日トルコ大使のメッセージが代読され、この中で大使は、「エルトゥールル号遭難事故で殉職した方々、1985年の救出作戦に尽力された皆様を改めて深い敬意をもってしのび、トルコと日本の友情が永遠に続くことを強く確信しています」と述べました。
このあと記念碑に、両国を代表するサクラとチューリップの花束を供えたあと、全員で黙とうをして40年前の日本人救出に尽くした人たちに感謝の思いを示しました。
式を開いた有志の1人で、元駐トルコ大使の宮島昭夫さんは「催しを通じて改めて感謝とその思いを忘れてはいけないという思いを強くしました。下関市民がトルコへの感謝の念を持っていることをトルコの人にもぜひ伝えたい」と話していました。
【日本人救出と「エルトゥールル号」遭難事故】
40年前の1985年3月19日。
イラン・イラク戦争でイラク軍による攻撃が迫る中、イランの首都テヘランに200人以上の日本人が取り残されていました。
そこにトルコ政府が手を差し伸べ、トルコ航空の特別機が日本人を乗せて救出し、イスタンブールの空港まで連れてきたのです。
実は、その95年前の1890年には、オスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」が和歌山県沖で沈没し、乗組員500人以上が死亡した海難事故がありました。
そこで、地元の人たちが救出活動を行い、生き残った69人をトルコまで送り届けました。
40年前の日本人救出は、この事故への対応の「恩返し」と言われています。
2025/03/19 17:52